女性特有の症状はさまざまあります。からだの変調に気づいたら、病状を悪化させないように、早めの受診を心がけましょう。

量が多い。色がつく（黄色、茶色、ピンク、白色など）。匂いがある。

細菌などの微生物の感染で腟炎や子宮頚管炎を起こすとおりものの量が増え、不快な匂いがすることもあります。
雑菌以外にクラミジアや淋菌などの性感染症が原因のこともあります。また、子宮がん検査が必要なこともあります。

かゆみ、脹れ、ただれ、発疹などがある。

トリコモナスやカンジダなどの感染が原因で強いかゆみを感じることがあります。
その他、生理用品、下着、洗剤、石鹸、コンドームなどにより起こるアレルギー（接触性皮膚炎）が原因のこともあります。

性器ヘルペス（性感染症）では外陰部に小さな水泡がいくつもできやがて水泡は破れて潰瘍になり、強い痛みを感じます。
その他、外陰炎、バルトリン腺膿瘍などでも強い痛みを起こします。

バルトリン腺嚢腫では柔らかなしこりとして触れます。
尖圭コンジローマ（性感染症）ではイボ状で、大きさは米粒大から小豆大などいろいろです。

子宮筋腫などの子宮の腫瘍や卵巣のう腫などの卵巣の腫瘍が大きくなると下腹部にしこりとして触れます。

膀胱炎が原因の時は、他に排尿回数が多い、排尿後もスッキリしない尿が濃い、尿に血が混じるなどの症状があることもあります。
また、外陰炎が原因のこともあります。

外陰炎、バルトリン腺炎、腟炎、骨盤内の感染症、子宮内膜症などさまざまな原因でおこります。